
桃~peach~
長野県は桃の生産量が全国3位。
ここ川中島平も桃の有数の産地で、春になると信濃川(千曲川)の土手から鮮やかなピンク色の桃の花を眺めることができます。
この土手は長野マラソンのコースであり、ランニングコースとしても人気のある場所です。
眼下に広がる一面の桃の花はランナーの癒しとなっているかもしれません。
桃の栽培

<信州の冬>
長野の冬の寒さに耐えて、桃の蕾は冬を越します。
この植物の休眠期に、剪定を行います。
<桃の花>
春になると綺麗なピンク色の桃の花が咲き誇ります。


<小さな実>
受粉した花はやがて実になります。
収穫する実が大きく育つよう、余分な実を落とす”摘果”。この時期に大切な作業です。
<袋かけ・袋外し>
実が傷つかないよう、1つ1つ袋をかけ、成長を待ちます。
そして、成長した頃袋を外すと、中から白くて大きな桃が顔を出します。立派ですが、まだまだ食べられません。


<陽の光>
桃が赤くなるには、太陽の光が不可欠!
上から注ぐ陽の光を下からも当てるため、桃の木の下に光を反射させるシートを敷きます。これが夏場には結構大変なお仕事(汗、汗、汗)。
でも重要な役割を果たします!
<赤く色づいた桃>
綺麗な赤色に色づきました。
あとは、桃が一番美味しくなる収穫のタイミングを見計らいます。


<収穫>
日の出とともに、早朝から収穫です。
昼間の暑い時間帯に収穫すると、桃にも働く人間にも負担が大きいため、朝が一番良いのです。
<試食>
収穫したてを丸かじり。
最高に美味しい♪


<桃はデリケート>
丁寧に収穫・梱包し、お客様のもとへ発送します。
品種
当園で栽培している桃は主に5種類あります。
中でも「あかつき」「なつっこ」「川中島白桃」は地元でも生産量が多く、人気のある品種です。
是非お好みの桃を見つけてみてください!
夏雄美
natuyuubi
7月上旬~7月中旬
早生品種の桃で、当園で最初に収穫となります。
収穫したては固い果肉を、追熟により柔らかくジューシーさの際立つ、食味の良い桃です。
当園の他の品種と比べると、やや小ぶりです(他が特大?)が、十分満足いただけます。


あかつき
akatuki
収穫は7月下旬~8月上旬。
甘みが強く、その中にちょうどよい酸味もあります。
果肉が固めで、日持ちが良いと言われています。
早く桃を食べたい!桃本来の味を楽しみたい!といった方におすすめです。
なつっこ
natukko
収穫は8月上旬~8月中旬。
酸味が少なく、なめらかな口当たりの長野県生まれの品種。
「あかつき」と「川中島白桃」の掛け合わせで育成されました。
お盆前の収穫となるためお中元にも人気です。


川中島白桃
kawanakajima hakutou
収穫は8月中旬~8月下旬。
果肉は固めで大玉。ここ川中島平で最も有名な品種でしょうか。
甘みの中にある程よい酸味が絶品です。
近年、収穫間際の気象が悪く、当園では収量の確保が難しくなっています。
さくら白桃
sakura hakutou
収穫は9月上旬~9月中旬。
固い果肉で日持ちの良い、当園で最後の品種です。まだまだ桃が食べたいという方におすすめの品種となっています。
収穫量が少ないため、数量限定での販売となります。

収穫・発送時期一覧
以下のとおり、7月上旬から9月下旬ころまで、様々な品種が収穫できますが、最盛期は8月です。


当園ではお客様の手元に桃が届く輸送のことも考えて、完熟前の少し固めの桃を収穫します。
ただ早すぎると味がのらず、タイミングが非常に難しいです。
また、桃の収穫はコントロールが難しく、収穫期は待ったなし。一日遅れると熟しすぎて売り物にならないこともあります。